令和5年6月26日

信州大学教育学部

1.実施概要

日時:令和5年6月24日(土)10時~12時15分

場所:松代支所2階 大会議室

参加者:54名(10代~80代)

2.内容

【プログラム】

10:00  はじめに 松代地区住民自治協議会 袖山会長ごあいさつ

10:05  講義①    信州大学名誉教授 榊原保志

10:30  講義②  松代地区区長会長(当時)町田修様

10:50  質疑応答

10:55  講義③  信州大学教授 廣内大助

11:15  ワークショップ① クロスロードゲーム

         ワークショップ② 避難所開設のために準備すべきことについて話し合い

12:15  おわりに 松代地区住民自治協議会 曲尾副会長ごあいさつ

12:15  終了

【概要】

 前半の講義では,①信州大学榊原先生より台風災害のメカニズムや台風19号の気象的特徴について,気象学の専門的知見をお話いただいた。②当時の区長会長の町田様からは,松代地区で台風19号の際に何が起きたのか,どのようなことが課題だったのかについて,体験談をもとに住民主体での対応の必要性についてお話いただいた。③信州大学廣内より,本モデル事業の趣旨である「防災人材育成」の意義について説明を行った。

 後半のワークショップでは,①クロスロードゲームをもとにした対話型の災害シュミレーションゲームを行い,「真夜中の地震発生,避難所が施錠された状況で鍵を壊して中に入るか」,「避難所の小学校に観光客が多数避難に訪れた場合受け入れるか」といった状況の中でどのような判断・対応をするか,参加者どうしで話し合いを行った。②話し合いをもとに,次回7/29松代小の体育館見学に向けて,避難所開設にあたり必要になること,学校で使える備品や地域で用意しておくべき物についてグループごとにまとめた。

 次ページの参加者アンケート結果からも,全体として満足度が高い様子がうかがえる。参加者年代についてみると50代以下が全体の3分の1以上を占めており,多世代の住民に本事業の意義について理解いただくことが出来た。

3.記念写真

4.取材実績

SBC信越放送,松代有線放送,朝日新聞,長野市民新聞,信濃毎日新聞,中日新聞

5.参加者アンケート

感想(一部)

・楽しくはじめての人と話をすることが出来てよかった。台風19号について知れてとてもよかった(13歳女性)

・避難所で市の方がいないのが当たり前だということを知って考え方が変わりました。災害についての考え方を改め,今後につないでいきたい。(39歳男性)

・区長さんからの実体験の声が聞けて大変参考になった。クロスロードゲームで色々な人の意見が聞けて新鮮だった(52歳男性)

・実際の緊急時どのような対応ができるかを考える機会を持ち,地域ごとに適した対応策を構築していきたい(67歳女性)

以上