1.はじめに

 小谷村は長野県の北部に位置する人口約3000人の山村である。かつては南小谷・中土・北小谷の3つの小学校があったが、過疎化による児童数減少に伴い、平成18年に3校を統合し、平成18年4月小谷小学校が誕生した。

 令和元年度の児童数は116名で、すぐ近くに小谷中学校と小谷保育園も立地している環境をいかし、保小中一貫型教育の展開を目指している。3年生以上が取り組む総合的な学習の時間においては、地域素材(自然、郷土文化、地域人材等)を活用した実践が行われている。

小谷小学校の校庭。冬になると一面の雪景色となり、スキー学習で使用する

2.単元のねらい

課題を発見する力 地域災害に対する問題について気付き、自ら課題を設定することができる。
課題を追求する力 神城断層地震などの巨大地震が発生した場合の災害について基礎的な知識等を知り、自らの課題解決に活用するとともに、得られた結果を基に自らの命を守るための方法を考える。
コミュニケーション力 体験活動や人との関わりを通して情報を収集したり、友達と協力したりして取り組み、互いに意見を交流させながら災害について考えることができる。
情報を収集する力 課題に対して専門家・インターネット・聞き取り調査などの有効な方法を選択したり、組み合わせたりして調べ、災害の状況に応じて活用することができる。
情報を発信する力 地震災害に関する経験や知識を生かして自分たちにできる対処方法を考え、それを効果的に相手に伝えることができる。
  • SDGs(*①)との関連

 学級では、日常的にSDGsと教科学習等を関連付けてきた。社会に出るための学校であるということを学級経営の軸に据え、SDGsを社会科や理科だけではなく道徳や国語等での教材と関連付けたり(担任からの気付かせや児童からの気付き)、教室内掲示物等でSDGsを身近な存在として捉えられたりできるようにした。

 4月から継続してきたこともあり、12月の本単元開始時には、SDGs「目標11住み続けられるまちづくり」(*②)との思考の関連付けはとてもスムーズであった。

 

 4月から継続してきたこともあり、12月の本単元開始時には、SDGs「目標11住み続けられるまちづくり」(*②)との思考の関連付けはとてもスムーズであった。

*①SDGs

 持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

(引用:外務省HP https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)

 

*②SDGs「目標11住み続けられるまちづくり」

都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable

(引用:グローバル・コンパクト・ネットワークジャパンHP

http://www.ungcjn.org/sdgs/goals/goal11.html)