3.防災学習の内容

①10月16日:自分たちが住む長野県では、過去にどのような災害が起きたのかに調べた。(『のびゆく郷土』、長野県HP、「“猪(しし)の満水”(令和元年度東日本台風)災害デジタルアーカイブ」HPの活用)

【子どもたちの気づき】

 ・昔に善光寺のあたりで地震があったことが分かった。

 ・長野県内ではたくさんの災害が起こっているんだな。

 ・長野市でも大雨でこう水のひがいが出たことを聞いたことがある。

②10月23日:地震や水害が起きた時に、自分たちの生活はどうなっていくのかについて考えた。

【子どもたちの気づき】

 ・家がこわれてしまうかもしれない

 ・学校がひなん場所になると聞いたことがある。

 ・食べるものはどうするんだろうか。

③10月26日:自分の家では地震や水害に備えてどのような取り組みをしているのか、タブレットで写真を撮り、共有した。(自助)

【子どもたちの気づき】

 ・非常食を備えている家が多いと思った。

 ・家のつくりも考えられているね。

④10月30日:災害に備えて学校ではどのような取り組みをしているのか考えた。学校が避難場所になったり、防災倉庫があったりすることに気づき、防災倉庫の見学を行った。(公助)

【子どもたちの気づき】

 ・部屋に区切れるような仕切りがあった。

 ・防災倉庫が二つあるけど、ちがいはあるのか。

 ・食べ物や飲み物だけでなく、服も入っていた。

⑤11月2日:災害から市民を守るために長野市ではどのような取り組みをしているのか(ハザードマップ、避難場所)を学習し、学区内のハザードマップを確認した。

【子どもたちの気づき】

 ・加茂小がひなん場所になっている。

 ・こう水や土しゃぃずれが起きそうな地区がある。

⑥11月13日:自分たちが住む場所の危険な場所や安全のための施設や設備を探すために、信州大学の倉澤様をお招きし、マップアプリ「Field On」の操作方法を教わった。

⑦11月20日:廣内先生、倉澤様、信州大学の学生さんに協力していただき、地区ごとに班をつくり、フィールドワークを行った。マップアプリ「Field On」を使用し、身近な危険な場所や安全対策について地区ごとに調べる活動を行った。

⑧11月22日:20日に調べた結果がまとめられたマップを見ながら、危険箇所や安全な設備について共有し、それぞれの地区の様子を確認した。

【子どもたちが考えたこと】

 ・往生地のほうは土しゃくずれになりそうな場所がいくつもある。

 ・石ひが落ちてくるかもしれないから危険だ。

 ・いざというときは近くにあるお店に行けばよさそうだ。

 ・ひびが入っているかべは、地しんが起きた時にたおれてきそうだ。

 ・妻科には川が流れているからあふれてくるかもしれない。

 子どもたちは、各グループの発表を通して各地区の危険な場所を確認しあうことで、今まで見ていた景色が違って見えてくるようで、たくさんの発見が見られた。各班の調査結果が一枚の地図に集約されることで、それぞれの発表をスムーズに見ることができた。

⑨11月27日:「自助・共助・公助」の取り組みについてまとめ、防災に関して自分たちにできそうなことを考えた。

【子どもたちが考えたこと】

 ・自分の家の周りの危険な場所を家族に伝えたい。

 ・もしものことが起きた時のために家の備えをしておきたい。

 ・災害が起きたら、家族や周りの人と協力したい。