「防災マップづくりを中核に据えて防災教育」 飯綱町立飯綱中学校
1.本校の防災教育について
本校の「いいづなタイム(総合的な学習の時間)」では,2,3学年でそれぞれ職場体験学習と中学生議会を体験活動の中核に据えるキャリア教育「未来へのパスポート」,主権者教育「15歳の提言」の学習に取り組み,学校教育目標「自主」「友愛」「剛健」の具現を図ってきている。
しかし,それらの学習を支える1学年の総合的学習は,これまで地域学習等に取り組んできたが,時間数が50時間に限られていたり,地域の特性から冬場に校外での学習を行うことが難しかったりするなどの困難点があった。
そこで,生徒会が東日本大震災で原発事故が起こった福島への支援を取り組んできた経緯もあり,平成29年度から2年間1学年後期の総合的な学習の時間で防災教育「震災~故郷への思い~」を実践してきた。自分たちが日常生活を送る地域の自然災害に目を向けて,町のフィールドワークを通して,防災マップを作成し,自分たちがどう行動したらよいかを考え,防災意識の向上を図ってきた。
今年度は1学年の総合的学習は新たな題材に取り組んだこともあり,防災マップづくりを3年生の総合的学習での選択講座で行うとともに,日常での防災への取り組みを見直し図った。さらには学区内の小学校との連携を図った取組を試行し始めた。
2.今年度の主な取り組み
〇 飯綱中学校防災防犯マップの作成
〇 地区生徒会の見直し ~防災防犯班の設立~
〇 地域との連携
〇 防災マップの見直し
〇 小中の連携