東桜島小学校5・6年生:「校区内待避壕調査」
1.ねらい
登下校中に桜島が大きな爆発を起こし,一時的に屋根のある所へ避難したい場合,避難が可能な安全な場所を実際に校区を歩き自分の目で確かめマップにまとめる。
2.活動の概要
・廣内先生(信州大学教育学部教授)の研究室の協力により,防災教育用アプリ『フィールドオン』を利用。
・アプリと使用し,タブレット端末で撮った写真をそのまま地図上に表示したり,自分たちがいる場所と校区内の地図を重ねて通学路の位置を確認したりし,写真を合わせたコメントを残す。
3.総合的な学習の流れ
6月29日(水) 砂防教室(桜島国際火山砂防センターにて 3~6年生)
7月上旬~ 桜島・東桜島小学校について調べ,発表用原稿等作成
7月14日(木) 長野県清野小学校とオンライン交流(各学校紹介)
9月中旬~ 桜島の防災について調べ学習
10月19日(水) 『フィールドオン』を活用した校区内の待避壕調べ(2班に分かれて)
10月下旬~ 待避壕ごとにまとめ
2月中旬~ マップ作成
3月上旬~ 発表会に向け原稿等作成
3月7日(火) 防災学習成果発表会
4.児童による調査報告
・避難所には本校の児童全員が入ってもかなり空きがあるので,地域の人も避難することができそう。
・以前は船で避難するように計画されていたので,港の近くに待避舎があって中に色々入っていそうだった。中に何があるのか調べてみたい。
・半径2kmの中に多い地域では5ヶ所も避難壕があり,安全面がしっかり考慮されているなと思った。
5.防災学習成果発表会を経て児童の感想
・自分たちのことだけでなく,高齢者の人たちや地域の人にまで目を向けている学校があったので,僕たちも考えていくべきだと思った。
・環境が違う小学校同士で違う災害の対策を知ることができたので良かった。もし桜島で大雨が降り水害が起こりそうになったときの対策方法,必要な物を知ることができた。
・桜島や火山について長野県の学校の人たちにしっかりと説明できていればいいなと思った。他県の人に知らせるために桜島について調べなおし,改めて火山のことを知る機会になった。
・地域や場所が違えば,起きやすい自然災害も変わるんだなと思った。