3.学習の経過

(1)PTA講演会「飯綱の防災を拓く」

(生徒の感想)

  「災害ってわかっていても,止められないんだな」と思った。木村さんは何の予告もなく,家族も失ってしまって,山口さんのお話では「お金では買えないものが失われてしまう」と言っておられ,すごく怖かったです。でも,何とかしようとボジティブに考えて行動した木村さんや山口さんはすごい人だなと思いました。そして,80歳のボランティアの方や小学生のボランティアのお話をお聞きして,びっくりしました。どちらも力仕事はできないけど,自分にできることを考えて行動していたことは,すごく自分自身も見習わなければならないなと思い学校で生かせるようにしたいと思いました。そして僕も1度はボランティアに参加して,困っている人を助けたいと思いました。お話から学んだことや思いをいかして防災学習を学んでいきたいし,いつ災害が起きても焦らずに行動できるようにしたいと思いました。

   木村さんの話を聞いて,木村さんは佑奈さんのことをずっとあきらめないで捜していて,すごくかっこいいなと思いました。ぼくたち長野県民は津波の経験などないため,津波に対する理解が乏しいと思いました。でも,千曲川の氾濫も,津波と似ていると思います。「まさか,氾濫なんてしないだろう」と思って,津波,洪水になってしまうことが多い。災害なので,僕たち飯中生は木村さん山口さんから教えていただいた災害のこわさ,そして災害のとき何をしたらよいのか,もう一度振り返って,災害のとき動けるようしたいです。

  木村さんのようなことがあったら,僕も同じくあきらめずに探し続けます!!山口さんの話からボランティアという話が出てきました。僕は人を助けることが好きなので,これからどんどん積極的に行きたいです。そして人を助けて全員を笑顔にしたい!!

  木村さん,山口さんのお話を聞いて,あらためて「災害って怖い」と思った。災害が起きてしまったら,たくさんの命が失われてしまうかもしれない。だから1人でも助かるように,ハザードマップを細かいところまで調べて,つくろうと思った。災害で家族や友人に会えなくなるかもしれないから,家族や友人を大切にしたいと思った。本当は災害なんか起きて欲しくないけど,もし災害が起こってしまったその時は,焦らず安全に行動したい。どんな災害が起きても,対応できるようになりたい。また,その対応の仕方を家族や近くの友人と教えあって確認できるようにしたい。

(2)フィールドワーク

(生徒の感想)

  フィールドワークがありました。僕の班は東黒川を回りました。消火栓や防火水槽,町民会館など色々な所を見て回りました。タブレットのアプリで写真を撮りながら,危険箇所を確認できたので,あらためて災害って身近にあるんだなと思いました。久しぶりに東黒川内を自転車で歩いたので、とても楽しかったです。一緒に付き添ってくださった〇〇さんのお話も知らないことが多くて、東黒川に少し詳しくなったと思いました。東黒川の災害について深く知れたのでよかったです。

2回目のフィールドワークがありました。今回は、前回と違う目的として、自分の地域の危険個所を確認しました。僕の班は前回のフィールドワークで、水害が起きそうな場所や、火災が起きたらどこに行けばよいか、防火水槽や消火栓の場所などを調べました。今回は水害や地震で土砂崩れが起きそうな場所、前回行けなかった地区の奥の場所を調べることにして調べました。合計起きそうな場所を八ヶ所以上調べました。さらにどこに水害や火災、地震が起きたらどこに避難すればよいかも、調べることができてよかったです。

フィールドワークをしました。雨の中、やりたくないなとかいろいろ不安だったけど、晴れてよかったねと本当に思いました。データが少なかったので、土砂の危険や消火栓とかをたくさん取りました。多分、意外と消火栓ってあるんだなと思ったし、山しかないからもし災害が起こって土砂崩れが起きたら怖いなあと思いました。前より早く目的地につくことができました。

(3)本間喜子先生講演会「これまでの取り組みを伝えるために」

発表のスキルを大切にしたいと考え、信州大学の本間先生から発表の仕方についてご指導していただいた。具体的にはペルソナ(ターゲットになるモデル)をつくることの大切さについて教えていただいた。

(生徒の感想)

 講演会では発表の仕方についてやりました。とにかく心に残ったのは、誰にどういうものを説明するにはという所と、その人が興味をもつものでした。けっこう難しい話だったけど、いいやり方を教えてもらったので、今度の学習発表会で生かしたいです。

講演会がありました。信州大学の本間先生がプレゼンテーションをする上で大切なことを教えてくれました。僕が聴いて第一に考えたことは、対象の人を選び、その人たちにあった方法で発信することです。ゲームのCMのようにゲームを買うのは親。ということは、親にも関心を持ってもらわなければいけない。このようなとは防災でも言えます。今日、学んだことを防災にも生かしたいです。

発表を上手にできるようにするために、本間先生の話を聞きました。相手に伝えるときは、分かりやすく、簡単な文章にしたり、根拠や論理的な話をするのが大切だと分かりました。目的を明確にしたり、優先順位をつけるのも大切でした。すごく難しいことだけど、相手に伝わるように、今回学んだことを意識したいです。私たちは災害が起きたとき、避難するときに危険な場所を探したので、それを伝えたいです。