2月 〇松川村役場総務課とパンフレット発行に向けた最終打ち合わせ

3月 〇防災パンフレットを公民館や公共施設、学校図書館に寄付

   〇学習の振り返り

4学習を振り返って

〇今回、同じ郡内で起こった神代断層地震での記録写真を資料に、地震被害について学ぶ機会を設けた。子どもたちは、被害のようすを目の当たりにし、改めて地震の恐ろしさを強く感じた。災害発生時、どんな被害がおこるのかを知らなければ、事前にどういう危険があり、どうすれば安全なのか、自分ごととして考えていくことは難しいと感じた。災害について、どれだけ知識をもち、理解しているかが、重要になることを感じている。

〇子どもたちの防災に対する意識の高まりは、多くの協力者に恵まれたことが大きいと考えている。知識や授業の方向性ついて、防災教育に不安を感じていた授業者だったが、松川村の実態を松川村役場の方からお聞きしたり、神代断層地震の資料を白馬村から取り寄せていただいたりしたことによって、この地域の実情を詳しく知ることができた。また、信州大学 廣内大助先生、研究室のみなさんには、授業者の願いを汲んでいただいた上で、相談、実践事例の紹介、マップアプリの貸与等でご協力いただいた。松川村役場、廣内大助先生方のおかげで、松川村で育ってきた子どもたちの実態に応じつつも、ダイナミックな授業展開の構想をすることができた。防災教育の推進にあたり、他の機関との情報交換、連携は大切である。

令和元年度・令和2年度長野県青少年赤十字研究推進校研究報告書

松川村防災パンフレット