11月 〇校内で、マップアプリ(Field on)の操作練習(※講師 奥山加蘭さん(信州大学 院生))

     信州大学廣内研究室 奥山加蘭さんに協力いただき、アプリの操作方法を指導していただいた。

     地震がおこった際に「危険か、安全か」という観点で、教室を出発して校内を見て回った。

     ①使用方法の指導(操作方法、情報モラル)

     ②教室を出発し、校内を見てまわる。撮影場所で、写真にコメント(=根拠)を入れる。

    〇第1回フィールドワーク実施(※松川村総務課、保護者ボランティアの皆さん、奥山加蘭さん、小学校職員) 

      6つの方面に分かれ、フィールドワークを実施した。

    〇フィールドワークの結果考察

     「危険箇所が、意外と多くて驚いた。」という声が、多かった。また、目立った建物もなく、一見する

     と安全と思う田畑も、「神代断層地震のときのように、どこに断層があるかわからないから、100%

     、絶対に安心で安全なんて、言えない。」と話す子どももいた。

      一方、いくつかのグループから「どういうところを‘安全’と考えてよいのか、わからなかった」と

     いう意見が出された。どういうところが安全なのかを話し合い、2回目のフィールドワークで改めて、

     村内を見つめ直すことにした。

    〇第2回フィールドワーク実施(※廣内大助先生、内山先生、信州大学学生の皆さん、奥山加蘭さん、小学校職員)

      1回目同様、子どもたちがルートを考えてフィールドワークを実施した。

    〇結果の共有

      村内の危険箇所の多さを感じた子どもたちは、地震で命が失われることのないよう、自分たちが  

     学んだことを村の方々にも広く知らせたいと願い始めた。そこで、子どもたちは防災パンフレットをつ 

     くることにした。

12月 〇防災パンフレットつくり 

     「誰に」「どんな内容で」「どのように配布するのか」について、意見交換をした。 調べたことの中か

     ら、相手に合わせて情報の取捨選択をしたり。相手に伝えたいことを伝えるための構成について考えたり   

     した子どもたち。「パンフレットをつくりながら、私たちの思いが伝わる形を考え続けよう。」と、パン

     フレットづくりを開始した。当初は、フィールドワークの結果のみ掲載を考えていたが、パンフレットを

     つくり始めると、子どもたちは以下の内容も知らせた方がよいと考えるようになった。

       ・地震被害について

       ・備えておいた方がよいものについて

       ・災害時の問い合わせ先

       ・171について、公衆電話の使い方、公衆電話のある場所について

       ・災害Q&A