(4)防災学習で取り組んだことを発表しよう(3・5年生)

①ねらい

   ・今年度の取り組みや学びを発信する。

②活動の概要

   ・信州大学教育学部(廣内先生の研究室)の協力のもと、防災学習の発表会をZoom配信で行った。

③配信への参加者

   ・松代地区住民自治協議会 ・松代復興応援実行委員会

   ・長野市立長沼小学校 ・長野市危機管理防災課

   ・長野市復興推進課 ・北信教育事務所

   ・長野市教育委員会 ・安全教育総合支援事業実施校

   ・熊本県益城町教育委員会          ほか

④児童の様子

   ・Zoom配信という、目の前には相手がいない普段の発表と異なる形態であったが、モニターの向こうにいる人たちのことを想像しながら、ゆっくりはっきりとした声で発表を行っていた。

   ・発表後に感想を寄せてもらった場面では、自分たちの活動認められ、笑顔を見せていた。

⑤寄せられた感想から

  ・素晴らしい発表でした。小学生からハザードマップを読んでいるということに感動。それから高さを考えて避難場所の検討。大人でもなかなかできないことですね。とても素晴らしい参考にしたい発表でした。避難場所が土砂災害に見舞われないか、その点についてご確認ください。ちょっと気になったところです。

  ・3年生と5年生の発表を拝聴し、自分が生活している地域にどのような危険があるのか、災害の種類によって取るべき行動が変わってくることなどを理解し、日頃から備えておくことが大切であるということを再確認させていただくことができました。5年生の発表の中の「起きやすい災害が分かっていれば、いざというときにどうしたらよいか考えておくことができそうです。」というお話に共感しました。また、廣内先生のおまとめや北信教育事務所の指導主事の先生の言葉にあったように、「いろいろな人が避難をするというときに自分にできることは何かを考えておく。」ことは非常に大切な考え方だと思いました。

終わりに

 昨年度は1つ学年だけでの取り組みだったが、他学年や学校全体としての取り組みへと広げていくことができた。また、発表を通した感想を寄せていただくことで、実際に避難するためには「タイムテーブル」「様々な立場に基づいた避難経路」を考えておく必要があることなど、これから学習を進めていく上での課題も示唆された。3年目の実践へとつなげていきたい。

(文責 清野小学校 和田卓也・長浦宏樹)