総合的な学習の時間「震災~故郷への思い~」(防災教育)のカリキュラム開発(飯綱町立飯綱中学校)
(2)防災マップづくり
①廣内先生講演会「防災マップをつくろう」
防災アドバイザーの廣内先生には,地域の方にも,防災マップづくりを中心に防災について講演会を行っていただき,防災マップ作成の意義等をご指導いただいた。
(生徒の感想)
- 廣内先生の講演会がありました。防災マップのつくり方などを教えてくれました。防災マップも3つのマップからできているそうです。信大の学生も来てくださるということなので,いいマップができるようにしたいです。
- 防災マップをつくるための講演会がありました。ハザードマップと違って防災マップは実際にそこに行ってみて,危険な場所を見つけるのでたいへんだけど,来週の金曜日にあるので,うまくまとめられるようにしたいです。今日はいろいろなことを教えていただきました。
②フィールドワーク
1学年生徒90名を自分が住んでいる地区を中心に12グループに分け,フィールドワークを2回行った。生徒たちはeコミマップのシステムを利用するために,iPadを持って地域を歩いた。引率は職員だけではすべてのグループを引率することはできないので,地域の方,信州大学の学生,日赤の奉仕団の方にご協力いただき生徒ともに歩いていただいた。時間は5,6校時を設定したが,本校は学区も広く,バスや自転車で登下校する生徒もおり,移動には時間が掛かるため,社会福祉協議会にご協力いただき,移動のためにバスを手配していただいた。
防災アドバイザーの落合さんには,eコミマップを活用するための設定や,校内パソコンやiPadの整備及び不具合への対応をしていただいた。
(生徒の感想)
- フィールドワークをしました。僕たち福井団地Bのグループは前回iPadを使えなかったので,急いで見る範囲を周りました。僕が「消火栓を撮ろう!」と言ったら○○君が見つけまくって,写真に撮っただけでも13枚。撮れなかったけど数えたら全部で16個もの消火栓が家の近くにあって驚きました。
- 防災教育で防災マップの発表などをしました。私達が通った通路などを確認したり,危険なところなどを確認したりしました。避難経路を確認していると,結構遠回りをしていることに気づき,びっくりしました。発表ではまとめたことがしっかりと発表できよかったです。次回は,今回いけなかったところをしっかりと調査したり,もう少し詳しく調べたりしてまとめたいと思います。
- 防災教育でみんなといっしょに考えて,コースなどいろいろ決めました。前とは少し違うコースで,いろいろと見つけられるか心配です。でも,「2回目」なので,しっかり自分で動けるようにしたいのと,水害がありそうなところを見つけ,災害が起こってもしっかり行動できるようにしたいです。
- 防災マップづくりの2回目でした。1回目よりすばやく回れ,時間に余裕があったように感じました。今回は消火器,防火水槽や街灯にも注意して廻れてよかったです。写真や言葉にも注意することができてよかったです。
- フィールドワークの発表会がありました。どの班もしっかりまとめてあり,「こんな危険性もあったのか!」と気づかされるとてもすごい発表もありました。この学習は地域の危険箇所を探して防災意識を高めるだけでなく,どんな小さな事にも気づく面でもとてもいい学習になりました。